あなたは公務員の仕事にやりがいを感じていますか?
公務員というと、安定した収入や福利厚生、定年までの雇用保障など、魅力的な条件があると思われがち。しかし、実際は仕事内容が単調で退屈だったり、上司や同僚との人間関係に悩んだり、思うようにいかないことがいっぱいありますよね。
「もっと自分の能力や興味を活かせる仕事に挑戦したい」
「公務員を辞めて、民間企業に転職したい」
と考える人もいるでしょう。
しかし公務員から民間企業に転職するのは、簡単なことではありません。公務員と民間企業では、仕事のやり方や評価の基準、給与や待遇など、さまざまな点で違いがあるからです。また40代という年齢も、転職においては不利な要素となります。
本記事では公務員をやめたいと思っている40代のあなたに、民間企業に転職する魅力とリスクをお伝えします。この記事を読んでも「転職したい!」というあなたは、民間でもうまくやっていける素質があります。リスクやデメリットも把握して、最善の選択をしましょう。
公務員を辞めて民間企業に転職するメリット

まずは公務員から民間企業へ転職するメリットについて見ていきましょう。
年功序列ではない
民間企業は、公務員のように勤務年数や年齢に応じて、自動的に昇給や昇進が行われる「年功序列」ではありません。自分の業績やリーダーシップ、コミュニケーション能力などが昇進の判断基準になる「実力主義」の世界だからです。給料も、民間企業は能力や実績に応じて柔軟に変動します。がんばって成果を出せば、報酬にも反映されるでしょう。

最近は、公務員にも「人事評価制度」が導入されているんじゃないの?
成果を出せば、公務員だって給料があがったりするんじゃない?

確かにそうだけど、公務員が成果を出すって難しいんだよね。業務によっては成果が見えにくい部署もあるし。例えば、住民登録や戸籍関係の部署なんかは難しいよね。
やりがいのある仕事に出会える可能性が高い
民間企業は市場や顧客のニーズに応えるため、常に変化や革新が求められます。柔軟にものを考え、アイデアを出し合い、スキルを発揮する場面が多くあります。新しい課題に向き合うのは大変ですが、そのぶんやりがいも感じられるでしょう。
一方、公務員の仕事は、自治体などの運営に関わる重要な仕事。ルールや規則が厳しく、無駄に思えるような仕事も多くありますよね。仕事の内容もある程度決まっているため、新しくチャレンジするようなものも多くありません。あっても日々の業務に追われ、後回しになるばかりではないでしょうか。
キャリアの幅が広がる
民間企業は、自分の能力や経験に応じて、さまざまなポジションに進めます。営業やマーケティング、企画や開発など、その企業のなかで自分の得意分野や興味のある分野にどんどん挑戦できるのです。意欲があれば、自分で起業することも可能です。
一方、公務員のキャリアは、基本的には公務員の中での昇進や異動によって決まります。ところが昇進のチャンスは必ずしも平等ではなく、自分の希望や適性に沿った部署に配属されるとも限りませんね。福祉事務所から土木関連の部署へ異動するなど、まったくの畑違いの部署に飛ばされ、やりにくさを感じることもあるでしょう。
公務員が身につける知識は、民間では応用が利かないものばかり。起業するのも、退職後に民間で働くのも、ハードルが高いのは言うまでもありませんよね。
公務員を辞めて民間へ転職するデメリット

次に民間企業へ転職するデメリットについて見ていきましょう。
安定性や福利厚生が低下する
民間企業は、市場の変化や顧客のニーズに応えるため、常に変化や厳しさにさらされています。そのため、経営状況や業績によって、解雇やリストラ、給与カットなどのリスクがつきまといます。また公務員ほどの福利厚生を提供できない場合も多くあります。
公務員の最大の魅力は、安定性や福利厚生。公務員は、国や地方自治体に雇用されているため、経済の変動や業績の悪化によって、解雇されたり、給与が減ったりすることがありませんよね。住宅補助などの福利厚生も充実しています。民間へ転職した場合は、解雇などのリスクを念頭に置きつつ、自分や家族の将来を考える必要があります。
仕事の責任が重くなりプレッシャーが増える
民間企業はノルマが課されたり、自分の成果が直接評価されたりすることが多くあります。また常に新しいことに挑戦したり、問題を解決したりすることも多くあります。民間は「利益の追求」が目標ですから、目に見える成果を出さない限り、評価にはつながりません。
一方、公務員は市民のために尽くすという重責がありますが、法律や規則にそって、組織として対応します。利益を目的としていないため、多くの場合、成果の有無は評価に直結するものではありませんよね。民間企業に転職することにより、個人の責任やプレッシャーが高まったり、ストレスを感じたりする場面が増えるかもしれません。
転職の成功率が低い
公務員から民間企業への転職は、簡単ではありません。40代という年齢は転職においては不利な要素。40代は知識や経験が豊富な分、柔軟性や適応力が低いと見られるからです。採用するならば、若くて伸びしろもあり、長く働いてくれる人の方がいいですよね。即戦力になるような特別なスキルがあれば別ですが、そもそも公務員の経験やスキルが、民間企業で通用するとは限りません。
公務員から民間への転職が向いている人は

それではどのような公務員が民間企業への転職に向いているのでしょうか。適性がある人の特徴を見ていきましょう。
環境の変化に強く、柔軟性がある人
公務員からの転職は、環境の変化に負けない強いメンタルがあり、柔軟性がある人に向いています。職場も人間関係もリセットされるストレスは、並大抵のものではないからです。
まずは職場の雰囲気や環境に慣れなければなりません。そのうえで仕事も覚えていかなければなりません。若い職員や得意先に教えを乞うなど、プライドを捨てなければならない場面がたくさんあるでしょう。そんな変化にも柔軟に対応し、周囲とうまくやっていける「世渡り上手な人」が向いているといえます。
自分のスキルを発揮して成果を得たい人
自分のスキルや知識などを発揮して成果を得たい人は、民間企業に転職することで、仕事へのやりがいも高まり、充実した毎日を送れるでしょう。民間企業では、がんばって成果を出した分だけ、収入やキャリアを向上させることができるからです。年功序列の公務員に嫌気がさしている人には、民間への転職が向いているといえますね。
自分の好きなことを追求したい人
自分の好きな仕事をとことん追求したい人は、民間企業に転職することで生きがいを得られるでしょう。民間企業には、公務員のような数年おきの異動がないからです。
公務員の場合、数年おきに「転職」とも呼べる異動がありますね。もっと深く学んでみよう、役立つ資格を取ってみようと思っても「どうせ次の職場では使わないから」とあきらめてしまうこともあるのではないでしょうか。自分の好きなことを追求したい人は、民間企業に転職することで、その道のプロフェッショナルになれるかもしれませんね。
【まとめ】公務員から民間企業に転職するメリット・デメリットをお伝えしました

この記事では、公務員から民間企業に転職するメリット・デメリット、転職が向いている人についてお伝えしました。公務員から民間企業に転職することは、簡単なことではありませんが、高いやりがいや情熱、積極性や柔軟性を持っている人にとっては、チャレンジする価値がありそうです。もし公務員をやめたいと思っているなら、自分の価値観や目標を見つめ直し、置かれている状況をよく考えて、最善の選択をするようにしましょう。
いまは「転職エージェント」といって、転職をサポートしてくれる専門家もいます。公務員から民間企業への転職支援に慣れたエージェントもいますので、ひとりで悩むよりもまずは相談してみましょう。
あなたの挑戦を応援しています!


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